長所と短所2012年03月25日

長所の無い人間はいないと僕は思っている。
どんなに短所だらけの人だとしても、である。

それは長所と短所は表裏一体だからだ。

短所があったとしても、視点を変えて、その短所をポジティブに反転してとらえてみる。
例えば優柔不断というのを短所だと思ったら、それをポジティブに反転してみると、慎重でファジーな性格、などとなるだろう。

どんな性格も、それが適材適所であれば、長所になり得る。
そしてどんな性格も不適才不適所であれば、それは短所になりうるのである。

であれば短所だらけの性格だと感じている人は、普段逆境に身を置きがちだから、という可能性はあるだろう。
時と場所が変わり、順境になれば、長所だらけになってしまうかもしれないのである。
長所・短所とは、実は観点の違いにすぎない、とも言えるのである。

ところで、人間やはり順境にあるほうが良いのではないか、と誰しもが思うであろう。
しかしここが人生奥深い所で、必ずしも順境にいるばかりが良いとも言えないのである。
時には人間は逆境に身を置いた方が大きな学びを得られる時がある。

逆境においては、そこで生じる抑圧により各種の欲求不満が生じ、やがて妥協・断念・忍耐などを強いられる。
エゴを抑えつけられることもあるだろう。

しかしこうして生じた妥協・断念・忍耐・エゴの抑制などは、魂のレベルからみれば本当に言い尽くしても言い尽くせないほど貴重な至宝となるらしいのである(笑)。
人生に苦難が絶えないのは、実は魂がこの苦難を経験し妥協・断念・忍耐・エゴの抑制などを学びたいためなのだ、とも言えるのである。

そうして妥協・断念・忍耐・エゴの抑制などを学んだ人間に深みが出てくることは、スピリチュアルに造詣の無い人間でも感覚的に、その通りだとわかることであろう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://songbook.asablo.jp/blog/2012/03/25/6387694/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。