メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種2014年01月26日

昨年メンタルヘルスマネジメント検定試験のⅠ種を受験し、先日合格発表があった。
おととしのⅡ種に続き、この二年間はメンタルヘルスマネジメント検定に明け暮れた(?)ような感じだったが(笑)、今回その努力も報われ、Ⅰ種も無事合格することができた。


おととしのⅡ種の時は、ユーキャンの通信講座を受講したので、コツコツ順調に勉強を進めることができたが、昨年のⅠ種はそうしたものが無く、基本独学の形で勉強を進めてきた。

そんなわけで振り返ると、やはりⅠ種の勉強は、いろんな要素もあってⅡ種よりもシンドかったようにも思う。

Ⅰ種はマークシートが100点満点で、論文は50点満点、合格ラインは両方の合計得点が105点以上で、かつ論文は25点以上必須、となっている。

合格率はあまり高くなく、毎年10%台で、割と難関だ。
ちなみに僕はマークシートは84点、論文は36点、合計120点取ることができた。
自分としては、思ったより結構できた方で、満足のいく結果となったと思う。

とりあえず自分なりの勉強法で良かったことを振り返ってみると、以下のようになる。

① 早めの着手。
前年の12月くらいから、その時点で市販されているテキストと過去問題集を入手し勉強を始めた。
テキストを毎日何ページ読むか決めて、とにかく毎日少しでも良いから、途切れないように気を付けた。
毎日やるのは、勉強の気の流れをコツコツ作り上げて、そのボルテージを下げない為。
着手が早かったので、繰り返しの勉強も余裕を見ながら出来、良かったと思う。
今回は夏(7月)にテキストの改定があり、そこで又テキストを買い直し読み直すことになったが、その時も慌てず、落ち着いて対処できた。


② 1分半のスピーチ
論文対策は、過去問題集を一通りやり、実際に書いてみる、というのは最低一回はやった方がいいだろう。
特に漢字が、いざという時に書けなくなる可能性があるので、不安な漢字は書く練習をしておいた方が良い。

あと僕は、過去論文問題に出題されたテーマについて、その論文に出てくるキーワードとなる単語をエクセルに書き出し、それをスマホに取り込んで、いつでも閲覧できるようにした。

それから直前の1.2か月は、やはりテーマになりそうな題目について、ある程度的を絞って、一分半位のスピーチができるような感じで練習した。
300字~400字だと、大体1分~1分半のスピーチくらいになる。
スピーチができるくらいに覚えていれば、試験場でもなんとか内容を頭の中で再創することができると考えた。

③ 受験対策講座受講
僕は、ほとんど独学の1年だったので、大阪商工会議所が9月に行ってくれた受験対策講座は、かなり役立った。
講師はテキスト執筆もされている方々で、試験のポイントも説明してくれる。
4日間で5万円は、少々お高かったが、僕のように仕事も違う業種で独学、とハンディが多い人間は、投資する価値はあるだろう。

④ リアル感を追及
齢50を過ぎてくると、記憶力に自信も無くなってくる。
テキストの内容を丸暗記しても、あまり身につかないので、問題集などを解く際に「なぜそうなるのか?」ということを、かなり意識して勉強した。

わからないテーマに関し、インターネットで情報があれば、それを参考にした。

テキストに参考資料として出てくる資料は、やはりインターネットからダウンロードし、パソコンやスマホでいつでも閲覧できるようにした。

それからテキストにも出てくる厚労省のサイト「こころの耳」や中災防(中央労働災害防止協会)のサイトなどにも、メンタルへルスに関連したいろいろな資料があるので、それもダウンロードし目を通した。

このメンタルへルスマネジメント検定Ⅰ種の受験者は、会社で人事部に所属する方やメンタルへルスに関連した職場の方が多いと聞く。
僕は、そうした現場には全く関連の無い職種なので、ただでさへハンディがある為、なんとかリアル感を得るために、上記資料に目を通したり、テキストに出てくる公的機関があれば、実際にその建物を見に行ったりして、少しでもハンディを埋めようと(埋まったのかはわからぬが(笑))努力した。

ちなみに実際厚労省が出したパンフレット「精神障害の労災認定」は、しばしば目を通して、今回の論文対策には役立ったように思う。

余談だが、受験の際、試験場がわかった時点で、一回試験場に下見に行く、ということもやった。
僕は埼玉の芝浦工大だった。
散歩がてらブラブラあるいて、周りの雰囲気や駅からの道順を確認して、とにかく試験当日無駄な心配をしないように、と心がけた。

⑤ 目標は低く。
論文は半分の25点が最低合格基準である。
なので、とにかく論文は25点を目指した。
のこりはマークシートで80点を取れば、合格となる。
論文25、マークシート80、の最低ライン、姑息な感じではあったが、独学無関係職種の僕にとっては、これが一年の目標となった。

コメント

_ 藤田友佳子 ― 2015年10月12日 10時55分22秒

初めまして。
メンタルヘルスマネジメントⅠ種とⅡ種を今年11月に受験予定で、
勉強方法を探していたら、たどり着きました。

勉強方法、取り組む姿勢等、
大変参考になりました。

ありがとうございます。

_ jedi-master ― 2016年02月14日 11時23分01秒

藤田様コメントありがとうございました。自分のブログをしばらく放置してしまい、ご返信が大変遅れまして申し訳ありません。
今はもしかしたら結果がでているのかもしれませんね。何はともあれ良い結果をお祈りしております。

_ fun ― 2016年03月01日 12時26分02秒

Ⅱ種を持っており、昨年Ⅰ種に挑戦しましたが選択肢80点・論述16点で不合格だった者です。
商工会議所の対策講座はとても良かったのですが、論述に苦戦し、どのように勉強したらいいか、次回は挑戦しようかどうしようか迷っていたのですが、こちらのサイトを参考にもう一度チャレンジしてみようと決めました。
とても参考になりました。またなにかアドバイスがあればご教示願えればと思います。

_ jedi-master ― 2016年04月03日 19時48分03秒

fun様コメントありがとうございました。ご返信遅れて申し訳ありません。

ブログには書いてなかったのですが、そういえば、「テキストの改訂があった場合、その個所が試験に出やすい」というのを講座で言っていたような気がします。
私の時もテキストの改訂があり、言葉は悪いですが、正直その部分にヤマを張って論文対策した記憶があります。
テキスト改訂がある=法改正があった、ということにもなるので、メンタルへルスマネジメント関連の法改正があった個所は
厚生労働省のホームページ「こころの耳」などでチェックされるといいかもしれませんね。
それから世間で話題になっているようなことも出やすいらしいので、最近は残業代ゼロ法案とか良く話題になっているので、そのあたりとかも要チェックかもしれませんね。

_ たかはし ― 2016年07月11日 16時57分07秒

貴重な体験談ありがとうございました。
昨年、択一96点論述23点で不合格でした。
子どもが現在2歳の働くママです。
スピーチできるように覚えるなら隙間時間で勉強している
私でもできそうです。
今年は合格できるよう頑張ります。

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