メンタルヘルスマネジメント検定試験Ⅰ種の論文問題2014年02月02日

昨年のメンタルヘルスマネジメント検定試験Ⅰ種の論文問題は、事例文が挙げられ、それに関連した設問が3題出題された。

1問目は、NIOSH(米国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルを、例文の具体例を用いて説明する問題。

2問目は一般的なストレス反応の例を、身体面・行動面・心理面から、それぞれ5つづつ挙げる問題。但し例文に挙げられているものは除く。

3問目は、2011年の厚労省「心理的負荷による精神障害の認定基準」より、「特別な出来事にある、極度の長時間労働」の解説、例文中事例との関連性を述べる問題。

1問目の、NIOSHの職業性ストレスモデルは、Ⅰ種は勿論Ⅱ種でも出てくる、メンタルへルスマネジメントの試験では定番中の定番の項目である。

2問目は、今から考えると、これはサービス問題だったのかもしれない?、と思う。
1問1点としても、全問合えば、15点もらえる。
一般的なストレス反応の例なので、最悪テキストを読んでいなくても、常識である程度捻出することもできる可能性はある。勿論テキストを読んでいれば、15点も確保できる、というところが、サービス問題ではないか、と思う所だ。

3問目は、今回テキストが改訂された部分からの出題だ。
Ⅰ種の論文問題は、今回のようにテキストが改訂された部分や、テキスト執筆時に、世間的に大きく話題になった問題、例えば自殺の問題とか、そうしたトピックス的なテーマが出題される傾向にあるそうだ。

こうしてみていくと、論文の勉強のポイントとしては、職業性ストレスモデルや、「労働者の心の健康の保持増進のための指針」等の定番中の定番を確実に押さえておくことと、テキストの改定部分は要チェックし、テキスト執筆時のメンタルへルス関連ニュースのトピックスに注意すること・・・等が必要になってくる、ということが言えるだろう。

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