アナと雪の女王2014年08月02日

「アナと雪の女王」を見てきた。

ディズニー映画らしく、愛もテーマになっているが、良く観るとこれが、なかなか深い。

愛情深いアナやクリストフ、俗物に堕すハンス王子等、言及したいキャラクターがいろいろいるが、図らずも先日見た「マレフィセント」にも共通した重要なモチーフ「魔力を持った女性(しかも女王)」として描かれている、エルサについて少しだけ触れておく。

エルサは自分が持っている強大な魔力をコントロールできず、それで自分の国を凍りつかせたり、アナを傷つけたりする。

そんなエルサが最後に魔力をコントロールできたのは、愛に目覚めた(この話ではアナへの、すなわち妹に対する愛)からであった。

実際の我々の生活においても、各種の才能を持ちながら、その芽が出ることなく、或いは才能に溺れ自滅して、その才能をつぶしてしまう、という人も沢山いただろう。

もし、愛を学んで、愛と才能を持って社会と関係していたら、その才能を存分に発揮できていたかもしれない。そんな教訓的な暗示も、このエルサの話から読み取れるだろう。

いや、才能を生かすことだけに限らず、生きていく、という上で、愛を学ぶ、愛に目覚める、ということは、とても大事な、もしかしたら人類の至上命題と言っても良いくらいのことであるとも思う。