一週間で喰って、ヤル【晴後雨】 ― 2005年08月30日
小さい頃セミを良く採ったもんだ。
ところが大人になってからセミがダメになってしまった。
もう昔のように手に持つことはできなそうだ。持てと言われれば持つが、昔のように無心では持てない。
僕の田舎ではクマゼミというのがセミの主流であった。
東京では圧倒的にアブラゼミが多い。
セミの鳴き声というのは遠くで聴く分には風流感がある。
クマゼミはなどはシャーシャーいうところが滝のような清涼感がある。
小さい頃クマゼミがサナギから成虫になる瞬間を見たが、その時の成虫したてのセミの、朝の太陽をバックにまばゆく光るエメラルドグリーンのような輝く美しさは、未だ脳裏に焼きついて離れないくらいなのだ。
一方、アブラゼミの鳴き声はギーッ、みたいな騒音に近いものがある。
こちらも遠くで沢山の声を聴く分にはまだ風流感があるが、至近距離の一匹はかなりウルサイ。
必死感がアリアリで、どちらかというとウザイ、に近い。
アブラゼミは色も褐色で、何かこう、その名の通り脂ぎった感じが強い。
田舎にいる時はアブラゼミは少数派だったので、見かけると威圧感というか堂々たる感じが合ったのに、多数派になると、こうも印象が変わってしまうものか。
昔はカワイカッタのに、とかカッコ良かったのに・・・と相手の変わりようを嘆く老夫婦の如きか。違うか。オレ経験無いからワカランけど。
僕がセミをダメになったキッカケの一つには、彼等が僕にぶつかってくるから、ということがある。
朝、彼等がいる近くを通るとビックリするのか何かわからぬが、突然こっちめがけて突進してくる。
こっちは彼等の利益になるようなものは一切持ち合わせてなどいない。
何もしちゃいねえのに、ぶつかってくるから、あまりにもウザク、正直アホじゃねえか?とすら思う。ちょっと怒り入ってる。
どうもよくよく見ると、突進してくるヤツらは、臨終に近い者達が多いようだ。
彼等は断末魔の雄叫びを上げながら僕に向かってくるようだ。
突進した後は弱々しく地面に転がって動かなくなる。
その後静かに息を引き取っていく者が多いようだ。
臨終間際のセミは、見ていて切なくなってしまうが、僕に限らず、あちこちにボコボコとブツかってるのを良く見かける。もう自分を完全にコントロールできなくなっているのだろう。
セミは異性の気を引く為に、あれ程ウルサク鳴くと聞く。
一週間という短い間に、何とか異性とカップルになってHしようということなのだろう。
その間木の汁を吸い、鳴き、眠り、小便をし、又夜が明ければメシを食い、異性を探し、鳴き、又メシ。
僕はずっと彼等の生活を観察しているわけじゃ無いが、たぶんメシとセックスが彼等の人生(セミ生?)の最大関心事なのだろう。それがあの必死感、ギラギラ感に繋がっているのだろう。
何しろ一週間で相手を見つけセックスし子供を作らんと彼等のセミ生意味が無くなっちゃうのである。
一週間でナンパし子作りまでしないと、罰ゲーム、いやいや、彼等には死すら待っているのである。
これじゃあアブラゼミのように脂ぎるわけだ。必死になるわけだ。何はともあれメシとセックスになるわけだ。あと一週間の命だったら何をして生きる?・・・彼等にはメシとセックスしか無いのだ。
そう考えると確かに同情はする。
というのも、もし僕のようにモテナイセミがいたらどうすんだろう?。
一週間でナンパし子作りなど、よほどそれに没頭し専心しない限りテレビのスペシャル番組の企画じゃあるまいし、僕にはちょっと無理だ。
人間の子供などが昆虫採集と称しセミを採ったりするが、あれは実にカワイそうだ。
採られたセミは、採られてる場合じゃねえ!はずだ。彼等には採られてるヒマは無い。一週間でメシとセックスしなくちゃいけないのだ。俺達に明日は無い!、今この瞬間をメシとセックス!(メシとセックス言いたいだけじゃん)。
ああ、モテナクてもセミじゃ無くて良かった。
一週間でナンパしてセックスできないと死んじゃう、なんて決まりは人間には無いからな。
”メシとセックスだけがオレ達の人生じゃねえっ!”なんて上位次元への進化に目覚める選ばれしセミ、考えるセミ、ジョナサンゼミがいれば別だけど・・・・、ま、いねえだろうーな。あの様子じゃ。
もしかしたら臨終間際に断末魔の雄叫びを上げながら僕に突進してくるヤツらは、モテナイセミ軍団のやつらで、短い生涯に意中の女とセックスできなかった腹いせ、無念さ、やるせなさ、怒りを、モテナイが人間であるが故にメシとセックスに没頭しなくて済んでる僕に向かって、思い切り当てつけてきてるのかもしれんな。
ま、そうだとしたら、ちょっとカワイそうではあるな。
でも、うるさくてもいいけど、ぶつかってくんなよな。
ん?、なんで上から目線なんだって?。オマエこそメシとセックスじゃねえかって?。
・・・ある意味、ですよねえ・・・;;。
ところが大人になってからセミがダメになってしまった。
もう昔のように手に持つことはできなそうだ。持てと言われれば持つが、昔のように無心では持てない。
僕の田舎ではクマゼミというのがセミの主流であった。
東京では圧倒的にアブラゼミが多い。
セミの鳴き声というのは遠くで聴く分には風流感がある。
クマゼミはなどはシャーシャーいうところが滝のような清涼感がある。
小さい頃クマゼミがサナギから成虫になる瞬間を見たが、その時の成虫したてのセミの、朝の太陽をバックにまばゆく光るエメラルドグリーンのような輝く美しさは、未だ脳裏に焼きついて離れないくらいなのだ。
一方、アブラゼミの鳴き声はギーッ、みたいな騒音に近いものがある。
こちらも遠くで沢山の声を聴く分にはまだ風流感があるが、至近距離の一匹はかなりウルサイ。
必死感がアリアリで、どちらかというとウザイ、に近い。
アブラゼミは色も褐色で、何かこう、その名の通り脂ぎった感じが強い。
田舎にいる時はアブラゼミは少数派だったので、見かけると威圧感というか堂々たる感じが合ったのに、多数派になると、こうも印象が変わってしまうものか。
昔はカワイカッタのに、とかカッコ良かったのに・・・と相手の変わりようを嘆く老夫婦の如きか。違うか。オレ経験無いからワカランけど。
僕がセミをダメになったキッカケの一つには、彼等が僕にぶつかってくるから、ということがある。
朝、彼等がいる近くを通るとビックリするのか何かわからぬが、突然こっちめがけて突進してくる。
こっちは彼等の利益になるようなものは一切持ち合わせてなどいない。
何もしちゃいねえのに、ぶつかってくるから、あまりにもウザク、正直アホじゃねえか?とすら思う。ちょっと怒り入ってる。
どうもよくよく見ると、突進してくるヤツらは、臨終に近い者達が多いようだ。
彼等は断末魔の雄叫びを上げながら僕に向かってくるようだ。
突進した後は弱々しく地面に転がって動かなくなる。
その後静かに息を引き取っていく者が多いようだ。
臨終間際のセミは、見ていて切なくなってしまうが、僕に限らず、あちこちにボコボコとブツかってるのを良く見かける。もう自分を完全にコントロールできなくなっているのだろう。
セミは異性の気を引く為に、あれ程ウルサク鳴くと聞く。
一週間という短い間に、何とか異性とカップルになってHしようということなのだろう。
その間木の汁を吸い、鳴き、眠り、小便をし、又夜が明ければメシを食い、異性を探し、鳴き、又メシ。
僕はずっと彼等の生活を観察しているわけじゃ無いが、たぶんメシとセックスが彼等の人生(セミ生?)の最大関心事なのだろう。それがあの必死感、ギラギラ感に繋がっているのだろう。
何しろ一週間で相手を見つけセックスし子供を作らんと彼等のセミ生意味が無くなっちゃうのである。
一週間でナンパし子作りまでしないと、罰ゲーム、いやいや、彼等には死すら待っているのである。
これじゃあアブラゼミのように脂ぎるわけだ。必死になるわけだ。何はともあれメシとセックスになるわけだ。あと一週間の命だったら何をして生きる?・・・彼等にはメシとセックスしか無いのだ。
そう考えると確かに同情はする。
というのも、もし僕のようにモテナイセミがいたらどうすんだろう?。
一週間でナンパし子作りなど、よほどそれに没頭し専心しない限りテレビのスペシャル番組の企画じゃあるまいし、僕にはちょっと無理だ。
人間の子供などが昆虫採集と称しセミを採ったりするが、あれは実にカワイそうだ。
採られたセミは、採られてる場合じゃねえ!はずだ。彼等には採られてるヒマは無い。一週間でメシとセックスしなくちゃいけないのだ。俺達に明日は無い!、今この瞬間をメシとセックス!(メシとセックス言いたいだけじゃん)。
ああ、モテナクてもセミじゃ無くて良かった。
一週間でナンパしてセックスできないと死んじゃう、なんて決まりは人間には無いからな。
”メシとセックスだけがオレ達の人生じゃねえっ!”なんて上位次元への進化に目覚める選ばれしセミ、考えるセミ、ジョナサンゼミがいれば別だけど・・・・、ま、いねえだろうーな。あの様子じゃ。
もしかしたら臨終間際に断末魔の雄叫びを上げながら僕に突進してくるヤツらは、モテナイセミ軍団のやつらで、短い生涯に意中の女とセックスできなかった腹いせ、無念さ、やるせなさ、怒りを、モテナイが人間であるが故にメシとセックスに没頭しなくて済んでる僕に向かって、思い切り当てつけてきてるのかもしれんな。
ま、そうだとしたら、ちょっとカワイそうではあるな。
でも、うるさくてもいいけど、ぶつかってくんなよな。
ん?、なんで上から目線なんだって?。オマエこそメシとセックスじゃねえかって?。
・・・ある意味、ですよねえ・・・;;。
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