Mの悲劇2005年06月02日

 満員電車で僕の前に二人の女性がいた。
 ネエチャン二人超至近距離で僕を囲むような形で、喋くっていた。
 僕もその会話の輪の一員みたいな非常に気まずい状況ではあった。
 ま、そんなことはどうーでも良いのだが、このオネエチャン達、何を喋くっていたかというと、合コンの話しをしていた。

 そこで焦点となっていたのは”男のカッコイイは当てにならないよねえ”という命題であった。
 ”男のカッコイイは当てにならないよねえ”、すなわち彼女達の論点に沿って意訳するならば、「男性が、自分達の仲間をして”カッコイイ”と評した男性は、概して私達の美的観点からすれば全然カッコ良かったといった事例は無く、その”カッコイイ”という評は私達から言わせてもらえば全く当てにはならない」ということになる。

 良く男性陣の間で交わされる定番の会話として「女の”カワイイ”は当てにならん」というのがある。
 これは先のオネエチャン達の提示せしめた命題の完全なる男性版と言って良かろう。
 結局、男も女も感じるところは同じ、ということなのだろう。

 オネエチャン達の血祭りに上げられていたのは、”Mちゃん”なる他称イケメン男性であった。
 彼女達によれば”Mちゃん、確かに作りはいいかもしれないけど、そんなにイケメンて感じじゃないよねえ”とのことであった。
 男性陣の触れ込みでは、”Mちゃん”がとっておきの四番打者だったのであろう。ところがオネエチャン達にとって、この四番は残念ながら不発に終わった。オネエチャン達落胆は隠せなかったようである。

 その他諸々”Mちゃん”言われていたが、よもや自分がこんなとこでモテナイ中年男性傍聴付の状況で、オネエチャン達に結構ケチョン2にけなされていたとは、男性陣の秘密兵器でもあったであろう”Mちゃん”全く預り知らぬところだったであろう。
 ひょんなことから偶々居合わせた為に、こんな”Mちゃん”の悲劇を聞いてしまった僕も、モテナイ男性陣の一人として、こんな可哀想な”Mちゃん”に深く深く同情しつつ、重ね重ね謹んで謹んで哀悼の意を表しておきたい(死んじゃいねえよ)。

 ちなみにオネエチャン達、自分達の仲間うちにも”イケメン担当””盛り上げ担当”等の役割分担があることや、その他合コン時の自分達の手の内について事細かに超至近距離で語ってくれていた。
 聞いているにつけオネエチャン達の、シタタカさ、力強さ、が伺い知れた一時となったが、ちなみのそのオネエチャン達は、その過去の合コンにおいては、残念ながらステディなカレは見いだせなかったようだ。

 話は全然変わりますけど、今日昼頃歩いていたら、NHKの中川緑アナウンサー(たぶん)を見かけた。
 ちょっと先からでもハッとわかるくらいの輝きを発していた。
 こういう女性は男好きのする女性だと思う。思ったよりも華奢な印象だった。
 まあ、エエもん見さしてもろうたです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://songbook.asablo.jp/blog/2005/06/02/15974/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。