ハーモニー2011年10月28日

ドレミファソラシ・・・の中から例えば、ド・ミ・ソの3つを取り出して、同時に鳴らすと、明るく綺麗な和音ができる。
いわゆるCコードと呼ばれる和音で、綺麗にハーモニー(調和)しているのがわかる。
ド・ミ・ソはお互いに調和した関係にあると言われている。

今度はドとシだけ取り出して同時に鳴らすと、こちらは残念ながら不協和音になってしまう。
非常に耳障りな音である。
ドとシはピアノなんかではお互い隣同士なのに、不協和の関係なのだ(笑)。

ところが、今度ド・ミ・ソにシを足して、ド・ミ・ソ・シで同時に鳴らしてみる。
すると、どうだろう。
さっきのCとは違う、もっと色彩が加わったような、甘美で幻想的なハーモニーが鳴らされるのがわかる。
いわゆるCmaj7(Cメジャーセブンス)というコードになる。

ちなみにこのmaj7(メジャーセブンス)というコードは、例えば小田さん(小田和正)などが大好きで、昔オフコースの曲などではかなり多用されていた。
平井堅の「瞳を閉じて」のサビの”瞳を閉じて〜♪”の「瞳を」の部分などは、Abmaj7(Aフラットメジャーセブンス)だ(多分、笑)。

不調和とされていた組み合わせが、他の組み合わせと融合した時に、全体として調和して聞こえてくるのである。
これが音楽の深いところである。

ある局面では悪・欠点・不具合と思われていたものが、はまった場所を得ることによって、調和する。
和音というものの調和が、何か人生の深みを示唆しているように思えてならない。

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