どこへ行くのか?2013年06月30日

参院選が又間近になってきた。

大勢は自公に行くとの見られ方がある。
確かに現状の投票率だと、地盤が強い自公が相対的多数を獲得する確率は大きい。

棄権という選択肢を取る人も多いのだろう。
しかし今の「棄権」という選択肢は、政治から一歩離れるという意味合いは無い。
棄権は、すなわち自公支持ということを意味する。
それだけ、今は「棄権」がシビアな意味を持つ状況にある。

わかっている人達は、又前回の都議選のように、棄権するくらいなら共産にいれようと思う人たちもいて、それが又今回も増えるかもしれない。

僕は、東日本大震災以降、日本は成熟してメンタル的な面でも世界のリーダー的な国になっていくのだろう、と思っていた。
しかし実際は、未だにかつての栄光を追って経済至上の国を目指そうとしたり、あまつさえ軍事国家などの方向に行こうとさえ、政治はしているように見える。
あれだけひどい事故があっても、まだ一国の首相が原発を海外に売ろうとしている。普通の人間関係だったら、モラルを疑われ、即絶交なのではないだろうか。政治がやるなら、許されてしまうのだろうか?。
世界のリーダーどころか、世界のKYになっている気もする。

ちょっと今心配なのは、若者が読む雑誌などに、さりげなく自公支持臭の強い記事が載っていたりして、今のうちに若者を取り込んでおこうという意図が見え隠れしていることだ。
ネット選挙解禁も、その政策の一つなのだろう。

こんな感じを見ていると、たまに、「日本は、もっと痛い目に合わないとダメなのだろうか?」、と、ふと思う時もある。

ともあれ、日本が、いつ方向転換をしてくれるのか、またしばらく見守っていきたい。